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日別: 2017年12月22日

ベトナムで日系レストランで働く方法

2017年12月22日 by localkitchen01 コメントする

はじめに

初めて海外で就職や転職をする場合、求められる人材について気になるかと思いますので、どういった人が海外で求められるかを紹介します。また求人情報を探す時は、ほとんどの人が海外にコネクションを持っていないと思います。そうなると求人情報を探す方法は大きく分けて2つあり、1つはインターネットの求人情報サイトから求人情報を探す方法、もう1つは人材紹介会社に登録して代わりに探してもらう方法です。これらの双方に利点があるので経験から説明します。

求められる人材

海外で求められるのは調理師免許の有無よりも経験や技術です。これは、浅い知識であっても多くの経験をしていることが必要不可欠です。日本で働くことと大きな違いは環境です。調味料一つをとっても日本とは違うため、思うようなものが出来ない場合が多々あります。その場合は経験に裏打ちされた技術力で代用品を使い、似たようなものを作ります。他にも日本料理だけでなく、日本風の料理を作らないといけないことがあります。これにも知識よりも経験や技術で対応が可能です。ようはオールラウンドにこなせるかが鍵となります。そういった人材を求める傾向にあります。
私自身、調理師免許を持っておりますが、日本時代は実務経験上作れるのは酒の肴と焼き鳥くらいでした。しかし、海外を経験すると寿司はもちろんの事、”日本風”や”日本っぽい”みたいなものまで作れるようになりました。もちろんフュージョン料理と呼ばれるようなものまで作れます。
たまに寿司職人などのスペシャリストが好まれるお店もありますが、そういったお店があるのはアメリカやヨーロッパなどの和食を好み舌の肥えたお金持ちがいる大きな街だけです。ベトナム、タイなどの東南アジアはまだまだそのレベルに達していないので日本食全般が出来る人の方が好まれます。またスペシャリストとなると、日本の料亭やホテル、海外の日本料理屋からの引き抜きが多く、一般的に見られる求人情報サイトや人材紹介会社には求人情報が出ることがありません。(聞いたことがありません)
ここまで日本料理前提で話していますが、経験は日本食だけでなくても構いません。イタリアンやフレンチ、中華料理などあらゆる経験が生かされるのがベトナムの日本食レストランの特徴です。

調理師免許の有無

大学を卒業していれば経験年数や技術力があれば、必ずしも必要ではありません。しかし大学を卒業していない場合は、あった方が良いです。このことは別の記事にもしていますが、ベトナムでは就労ビザがないと働けないためです。調理師免許を持っていれば、取得できる可能性が高いからです。

求人情報サイトを利用することについて

飲食関係の海外求人情報サイトといえば幾つかありますが、3つ4つは目を通す必要があります。飲食店の採用担当者は、ほとんどが店舗スタッフ(店長など)が担っていることが多いですので、直接採用権限の人に伝えることができます。
しかし、店舗スタッフが事務系の仕事をするのは週に1回などまとめて行うことが多いです。そうなると、たくさんの応募者があるような場合ですと見落としがあったり、連絡が遅かったりします。そのため、思うような流れで採用まで進まないことがあります。
正直、私は人材紹介会社から3社を面接しましたが、求人情報サイトから応募したのは5社を超えました。うち連絡があったのは2社ありますが、いずれも今の会社から内定をもらってからというタイミングでした。

人材紹介会社を利用することについて

海外、特にベトナムの日本食レストランで仕事を探す場合は人材紹介会社を利用することをお勧めします。
お勧めする理由は、前項で述べたように店舗スタッフ(店長など)は事務系の仕事を週に1回まとめてすることが多くレスポンスが悪いことが挙げられます。人材紹介会社を利用しても「採用担当者が同じなら、一緒でしょ?」と思われるかも知れませんが、違うようです。これは採用された後に求人情報サイトから応募した2社よりレスポンスがあった時に人材紹介会社の担当者に話したところ、「人材紹介会社が面接のセッティングなど面倒な事務仕事をするので、店舗スタッフ(店長など)はスケジュールと採否を決めて頂くだけなんです」と答えられました。これを聞いて納得しました。

ベトナムで就職活動時に利用した人材紹介会社はこちらの2つです。どちらもしっかり対応してくれました。
–ベトナムの飲食・レストランの求人は人材紹介会社キャリアリンク
–ベトナムと日系レストランを結ぶコンサルティング会社のVSA

ベトナムで働く際の注意点

日本では職人気質と言うのが好まれるかも知れませんが、ベトナムでは仕事中であってもムスッとするとスタッフが萎縮することがあるので緊張と緩和をうまく使い分けると指示がしやすくミスが減るので、働き始めたら頭においてください。

カテゴリー: 就職・転職, 飲食店・レストラン タグ: 人材紹介, 就職, 日本食レストラン, 調理師, 転職

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