日本の食料品企業がベトナムでプレゼンスを拡大
ベトナム投資新聞によると、日本の食品業界がベトナムでのプレゼンス向上に向けて機会を模索しています。
今年初め、日本ベストフーズ社は、南部ドンナイ省のロンドウック工業団地で、食肉加工及び保存設備に1400万ドルを超える投資を行いました。
また、クールジャパン機構、日本ロジテム、川崎汽船の3社で設立した合弁会社CLK Cold Storage Company Limitedも最近ビンズン省南部での冷凍冷蔵倉庫の建設に1800万ドルを投資しました。
CLK Cold Storage代表の酒井 直樹氏は、食品安全に対する要求が高まる中で低温サプライチェーンの確立は必須だと説明しました。
最近、食品加工業を含む日本企業約20社の視察団が投資機会を探るためにホーチミン市を訪れました。
日本貿易振興機構(JETRO)理事の真銅 竜日郎氏によると、日本企業はベトナムの特にホーチミン市、バリア ブンタウ省、ドンナイ省などの南部地域に興味に持っています。
また、ジェトロ・ホーチミン事務所代表の滝本 浩司氏は、Dau tu新聞の記者に対し、日本の企業にはドライフルーツ、麺類、水産加工品、牛肉、ワインなどのベトナム産品が人気があると語りました。
日本の食品会社の多くはスーパーマーケットやコンビニエンスストア、レストランを通じてベトナムに進出しています。
ホーチミン市、ハノイ市、ビン ドゥオン省に進出しているイオンモールに加え、コンビニエンスストアのファミリーマートやミニストップも出店を増やしています。
統計によると、ベトナムにはホーチミン市の659件を含む1,000件以上の日本食レストランがあります。
ベトナムは2016年に日本からの農林水産物・食品輸出の上位5か国に入りました。また、東南アジア地域は、年間約4兆ベトナムドンの水産品を日本から輸入しています。