ハノイの日系レストランで働いたきっかけ

私が、ハノイの日系レストランで働き始めたきっかけについて聞かれることがあるので説明いたします。
私が、初めてベトナムへやってきたのは今から10年前になります。その時は大学生で毎年夏休みを使ってバックパッカーとして旅をしていた時でした。確か、ベトナムへ来た時は大学3年生だったので21歳でした。
その時のルートは、マレーシアまで飛行機で渡り、マレーシア・タイ・カンボジア・ベトナム・中国を陸路で移動して最後に飛行機で日本へ帰るという途中で寄っただけでした。なので、どこに行っても発展途上と言う感じを受け取り、のどかだとか、田舎っぽいと言う印象しか受けませんでした。
2回目に訪れたのは、大学を半年遅れて卒業したので内定が決まった会社に就職するまで半年空いてしまい、日本よりもお金を使わなくて過ごせる暖かいところと言う理由だけでベトナムにやってきて、バックパッカー街のドミトリーと同じ値段で滞在出来るホテルをホーチミン郊外で見つけ3ヶ月滞在しました。
日本に帰ってから就職した先が、まさかのブラック企業。朝7時に出勤し夜は終電で帰るという毎日を過ごしていました。仕事は辛かっらのですが、同僚や上司が良い人ばかりで頑張っていたのですが、3年目の冬に慢性疲労からくる病気を患ってしまい2週間会社を休むことになりました。このせいか、3月にクビを宣告され4月から無職になってしまいました。
大学時代以来の飲食店(焼き鳥居酒屋)でホールスタッフとしてアルバイトしていると、ひょんなことからキッチンに入ることになりました。そこから、飲食店での調理師として働くことが楽しくなり、調理師免許の取得にまで至りました。
そんな中、働いていた居酒屋グループが東南アジア(シンガポール・カンボジア)に立て続けに進出したことを機に私はカンボジアへと赴任になりました。2年間でカンボジアの店舗を立ち上げると、まさかの帰任命令があり、それを断りました。引き継ぎなどで半年ほど働いてから退職しました。
その後は、カンボジアだけでなくタイやベトナムの人材紹介会社へ登録し、タイとベトナムの人材紹介会社より返事があり、それぞれ面接をしてもらい、結果的に給料と待遇が良かったハノイにある日系レストランでキッチンマネージャーとして働き始めました。
働き始めてから1年ですが、表に出ることがないので日本人の知り合いは僅かですが、ベトナム人の友人はたくさん出来ました。また飲食店ということもあり、土日などの休みは取得出来ませんが、営業時間以外は自由にさせて頂いているので、みんなの日本語を使って従業員(社員やアルバイト)への日本語指導を行なっています。カンボジアと比べて、便利なのでベトナム ハノイで転職して良かったと思います。